lilics Shanti Agile Union

八ヶ岳シャンティーアジールユニオン 歌詞集

  日々の声がメロディーをまとい、歌になる。 路地の石蹴りの鼻歌になるまで響き続けますように

八ヶ岳シャンティーアジールユニオンのテーマ 


長い冬を越え 土の香りがする
夏の日差しに 身体は忙しく
夕暮れ早く 秋の帰り道
山も人たちも 冬に還ってゆく

希望も不安も 行くあてはなく
日々の中で 立ち尽くしている
さらされ続けた 手足の声を
かき消してゆく 外側の言葉

でも季節の中で 人にまみれて
出来ることをやり 出来る事を語る
辿り着いた場所で 辿り着いた仲間と
永い営みが これからも続いてゆく

八ヶ岳シャンティーアジールユニオン
始めよう 一握りの種を持って
八ヶ岳シャンティーアジールユニオン
立ち上がれ 野良色のうた

八ヶ岳シャンティーアジールユニオン
始めよう 一握りの種を持って
八ヶ岳シャンティーアジールユニオン
立ち上がれ 野良色のうた



渦のなか


ある日 夢を見た
そこは 古い寺
長い長い 石の道
光と風の 通う道

聞こえてくるのは 笛の音
ざわめく葉っぱの 渦のなか
千年の にんげん物語
寝ても醒めても 消えはしない

花のように 外へと開き
洞のように 中で響く
音の根っこを 辿るみち
男がひとり 螺旋を描く

たくさんの人々の魂が
さんざめく 街並みを焼いている、、、
遠く水際 ふるさとに
遠く東の 山の中に

悲しんでいるのか 眠っているのか
歌っているのか 叫んでいるのか
想っているのか 無心でいるのか
唱えているのか 祈っているのか

ある人が 話し出す
そこは 古い寺
長い長い 石の道
光と風の 通う道

聞こえてくるのは 笛の音
ざわめく葉っぱの 渦のなか
千年の にんげん物語
寝ても醒めても 消えはしない

悲しんでいるのか 眠っているのか
歌っているのか 叫んでいるのか
想っているのか 無心でいるのか
唱えているのか 祈っているのか


ジュゴン


ジュゴンの海を守るため 
毎日船を出す人がいる
日差し溢れる 森を残すため
毎日木を伐る人がいる

溢れだすゴミは 辺境におかれ
でも毎年 種をまく人がいる
働いて汗かいて 先も見えず
でも毎日 今日を生きる人がいる

繰り返す 人々の歌は
駆け抜ける 乾いた日々に
風となり 聴こえるだろう
鳴り止まぬ 自由のさけび

行こう 僕らの暮らしを帯びて
北へ南へ 駆け巡る
長いトンネル 抜けた後には
残すべき物語を つむいでく

繰り返す 人々の歌は
駆け抜ける 乾いた日々に
風となり 聴こえるだろう
鳴り止まぬ 自由のさけび

行こう 僕らの暮らしを帯びて
北へ南へ 駆け巡る
長いトンネル 抜けた後には
残すべき物語を つむいでく

行こう、、、、、

ララバイ


眠りにつくまで 
夜空の星を集めて
小さな明かり 灯すの
心が静かになるように
優しいリズムで歌う
ララバイ

眠りにつくまで
今日の話しをしようよ
涙も笑顔も 連れて眠ろう
明日もいい日であるように
ララバイ

愛する人へ
ララバイ

春の手紙


緑のアーチ くぐれば
風が運んだ 
陽だまりに ゆれてる
花びらひとつ

手渡しで 伝わる
春の手紙
ほのかに香る 山里は
小さなお祭り

踊りだした景色は
待ちわびた心に
永遠のように 満ちてゆく

生まれたての時間は
ほんの一滴 
最後の風が 通り抜けて

流れ行く雲は 春を連れて
君へ届き はるか遠くまで
流れ行く時は 春を連れて
めぐり巡る 僕へと

緑のアーチ くぐれば
風が運んだ 
陽だまりに ゆれてる
花びらひとつ